MBA科目の中でも、ファイナンスを苦手とする方は結構見受けられます。
その理由の多くは、計算が得意ではないということでしょう。
どの項目のどの値を持ってきて加算、減算するかがなかなか理解できないということです。
ただ、苦手意識を一旦横に置いておくと、自分の欲しい数字は基本的には公式で与えられており
また、その元となる数字も、どこかから持ってこれることがほとんどだと思います。
(非公開企業などは難しい場合が多いですけど)
特にMBA講義の勉強の場合、家庭教師をしていて気になるのは、義務教育時代に培われた
唯一正しいとされる答えを探してしまう弊害です。社会人の場合はその結論に至る手法の納得感が大事です。
回答と言われる唯一の数字を算出するのではなく、自分が欲しい数字を導き出すという意識であれば
どのように値を求めていけばいいか、思い浮かぶのではないでしょうか。
むしろ、値を見て考えて、その結果から何が言えるか、どうしてそうなっているのか
そう言えるのか、ということが難しいかと思います。
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