社会人のための家庭教師、まなベルのまな兵衛です。
今日は、お金の話をします。 お金については、小学校で最初に習いました。
当時は試験対策のために覚えることだけで精一杯だったのですが、大人になると少し理解できるように成った気がします。
みなさん、覚えていますか?
貨幣の機能は3つありました。1.価値の尺度、2.交換(決済)手段、3.価値貯蔵手段です。
説明します。
1.価値の尺度…品物の値段、モノの価値を示すという役割
メロン1個とりんご4個が交換されるとして、ではみかんだと何個と交換なんだろうと悩んでしまいます。
そこでモノの価値が共通の尺度のある「お金」であれば、メロン1個600円/個、りんご150円/個、みかん75円/個と分かれば便利です。
このようなお金の機能を、「価値尺度機能」と呼びます。
2.交換(決済)手段…支払機能としての役割
「お金」を使わなければ、欲しい物を手に入れるには物々交換となります。これは結構面倒なんです。
まず、加藤君は上着を持っていてベルトが欲しいとします。鈴木君はベルトを持っていて靴が欲しいとします。
しかし、加藤君と鈴木君の間では、ベルトが交換手段になるものの、欲しいものが違うために「物々交換」は成り立ちません。
これが成り立つには、もう一人上着が欲しくて、靴を持っている人が必要です。しかしそうそう都合よく見つかるわけもありません。
そこで上着の欲しい竹内君が「お金」を持って間に入ることにします。
すると、加藤くんは上着を竹内君に売り、お金を手に入れて、そのお金で鈴木君からベルトを買うことできます。
このようなお金の機能を「決済手段機能」といいます。
3.価値貯蔵手段…お金の貯蔵手段としての役割
お金は現在だけじゃなく将来までその価値は続きます。価値を将来まで貯めておくことができます。
別のものだったらどうでしょう。例えば神戸牛肉1kgは今1万円の価値があるとして、3年後にその価値は恐らく0でしょう。
しかし、お金で持っていたら1万円は1万円です。
価値を将来まで維持する機能が価値貯蔵機能です。他にも、株式や債券などは、この機能を持っています。
このようなお金の機能を「決済手段機能」といいます。
【ここで一言】
お金はMoneyで貨幣のことです。
似たような言葉で「通貨」がありますが、こっちは「その国で通用する貨幣」のことですので、ちょっと違うことに注意!
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